「まだ踊る」黒沢輝夫・下田栄子・黒沢美香 舞踊公演


私は舞踊家の二代目で父母は80才代の現役舞踊家です
二人は72年間踊りだけをやって暮らしています
それしかできないともいえるし
出会いに恵まれそれだけで生計をたてられたともいえる


人生をダンスに捧げるということは実際にある
                    ─ 黒沢美香 ─


黒沢輝夫・下田栄子・黒沢美香 舞踊公演
「まだ踊る」Still dancing
6月17日 [日] 17:00 開演(開場 16:30)

藤原洋記念ホール慶應義塾大学日吉キャンパス内 協生館2F)


演 目
「金色に踊れる男」 振付・出演:黒沢輝夫 [2012年新作]
「銀色にのす女」   振付・出演:下田栄子 /唄:石井智子 [2012年新作]
「JAPON」   振付・出演:黒沢輝夫・下田栄子・黒沢美香 [2003年初演]
「陽の粒」     振付・出演:黒沢美香 [2012年新作]
「道程」      振付・出演:黒沢輝夫・下田栄子 [1994年初演]


☆映像の上映(1981〜2003年作品/抜粋)
「三味あれこれ」[1981年]
「タンゴ」[1982年]
「6:30am -ファミリーの場合-」[1985年]
「かざぐるま」[1997年] ほか


☆石井漠 没後50年記念プログラム
「石井漠という人」お話:山野博大 (舞踊評論家)
「山を登る」   出演:黒沢輝夫・黒沢美香/振付:石井 漠/指導:石井はるみ
                       [大正10年/1921年初演]


※上演順未定。都合により、演目が変更になる場合がございます。



会 場
藤原洋記念ホール慶應義塾大学日吉キャンパス内 協生館2F)
TEL:045-564-2500 〒223-8526 神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1
アクセス:日吉駅 徒歩1分(東急東横線東急目黒線横浜市営地下鉄グリーンライン
http://www.kcc.keio.ac.jp/access/index.html


「まだ踊る」を人生最後の舞台として、二年前ヨコハマ赤レンガで開きました。
 誰もがそれを最後の舞台と思ったことでしょう。
 当人こそが一番そう思っていました。
 なぜこの公演を行うのか、なぜ踊るのかを家族で話しながら時が過ぎ、
 愚直にも認識できたことは、私たちは<家族舞踊団>であることです。
 舞踊のパイオニア石井漠振付「山を登る」(大正10年の作品)を
 肉体で継承する黒沢輝夫を柱に、
 三人三様の舞踊観を束ねて初の親子公演に至ります。


チケット
全席指定 前売 1階・2階 6,000円(学生 2,500円)/バルコニー席 3,000円
     当日 1階・2階 6,500円(学生 3,000円)/バルコニー席 3,500円
※前売バルコニー席=座席数にお申込みが達し、受付を終了させて頂きました。


※学生券・バルコニー席のお取扱いは、Dance in Deed! のみ。学生券の方は、当日、学生証をご提示いただきます。
※ 当日券の有無については、事前にお問合わせください。


チケット取扱い
カンフェティ
http://confetti-web.com/
TEL: 0120-240-540(平日10:00〜18:00)
*ご予約後、セブンイレブンで発券(発券手数料がかかります。)


Dance in Deed!
TEL & FAX: 03-3227-0279
E-mail: madaodoru@gmail.com
ご予約後、チケット代金をお振込みいただきます。
お申込みの際は、【お名前(フリガナ)・席種・枚数(一般・学生)・TEL・チケット送付先住所・E-mail】をお知らせください。
返信をもちまして、お申込みの確認と代金振込先をお知らせします。


チケットオンライン申込
※ゲッティのシステムを利用しています。(要会員登録)
※ご予約後、セブンイレブンで発券。代金はチケット受け取りの際のお支払いとなります。(発券手数料がかかります。)


公演に関するお問合せ
Dance in Deed!
TEL・FAX: 03-3227-0279
E-mail: madaodoru@gmail.com


黒沢美香公式WEB
http://www.k5.dion.ne.jp/~kurosawa/


前回公演情報


>★この公演の売上金の一部を青森県八戸市震災復興基金への義援金として寄付させていただきます。




【プロフィール】
黒沢輝夫
1928年(昭和3年秋田県鹿角市生まれ。家業の農家を手伝いながら祭りや演芸会で踊っていた。16才の時、石井漠の秋田巡業公演で創作舞踊「山を登る」を見て感激する。1947年(昭和22年)舞台への憧れを抱いて上京、石井漠の弟子となる。1994〜2002年神奈川県芸術舞踊協会会長を務め、現在、名誉会長。


下田栄子
1932年(昭和7年青森県八戸市生まれ。新舞踊をしていた姉の影響で自己流の踊りを始め、地元でただ一人の舞踊家:水野利雄から洋舞踊を学ぶ。当時、日本では学生が舞台に立つことは禁止されていたが、女学校のトイレの窓を飛び越えて、発表会の舞台に立つ。やがて学校の知る処となり謹慎を受けるが、地元の新聞に載り話題の人となる。のっぴきならない事態を周囲に巻き起こしたが、有頂天でもあった。1947年(昭和22年)上京。一気に舞踊家への道、大野弘史・和井内恭子の内弟子となる。芸術祭優秀賞受賞、舞踊批評家協会賞など受賞。代表作『水上勉シリーズ』。


黒沢美香
1957年(昭和32年)横浜生まれ。5歳から両親のもとでモダンダンスを習う。1982〜85年NYに滞在。当時のNYダウンタウン・ダンスシーンをリードする振付家の作品を踊り、国内外の公演に参加する傍ら、ジャドソン・グループの出来事に出会い衝撃を受ける。帰国後は「黒沢美香&ダンサーズ」と名乗り、異なるジャンルのアーティスト等と即興性をベースとしながらダンスを捉え直す試みの作品創作・上演を継続。現在は、99年からのソロダンス『薔薇の人』シリーズ、メンバーの年齢差40歳となった黒沢美香&ダンサーズの活動の他、踊る大学教授陣 ユニット「ミカヅキ会議」を結成。次代を担う子どもの文化芸術体験事業や慶応義塾大学とコトラボ合同会社が運営する地域拠点「カドベヤ」での活動等、社会・地域連携プログラムに参加。舞踊コンクール第1位受賞の他、新人賞、優秀賞、舞踊批評家協会賞、日本ダンスフォーラム賞、ニムラ舞踊賞など受賞。日本のコンテンポラリーダンス界のゴッドマザーとも称されている。


黒沢輝夫・下田栄子モダンダンススタジオ
1954年(昭和29年)横浜市中区長者町に居を定め「黒沢輝夫・下田栄子舞踊研究所」設立。1964年(昭和39年)横浜市港北区綱島東にスタジオ新設。舞踊コンクール指導歴57年、第1位受賞史上最多64回。2009年長年にわたり舞踊教育の芸術性向上に尽力し、舞踊界の発展に貢献した多大な功績が認められ、(財)松山バレエ団より教育賞を受賞。


石井 漠 (1886〜1962年/明治19年〜昭和37年)
秋田県生まれ。日本モダンダンスの先覚者。1911年(明治44年)帝国劇場歌劇部第1期研修生としてバレエの指導を受けた後、浅草オペラなどで活躍。1922〜25年(大正11〜14年)欧米で現代舞踊の研究と公演を行い、1928年(昭和3年)自由ヶ丘[石井漠の命名による]に舞踊研究所を開設、多数の作品を発表する一方、後進の育成にあたる。「山を登る」は、代表作の一つであり、1953年(昭和28年)に発表した大作「人間釈迦」は200回以上の上演を重ねる。


後援:公益社団法人神奈川県芸術舞踊協会
   東京青森県人会
   社団法人現代舞踊協会
協賛:保険総合コンサルティング 株式会社エム・エフ・アイ
主催:黒沢輝夫・下田栄子モダンダンススタジオ


スタッフ
舞台監督:北村雅則/照明:三枝 淳/音響:サエグサユキオ/協力:イイネ栲象 近正文子 米沢麻佑/制作:Dance in Deed!  藤井友美/宣伝美術:江尻ひかる